2006年11月16日

You Tube ブルース特集



オーティス・ラッシュ 「I`Cant Quit You Baby」

この曲レッド・ツェッペリンのカヴァーで知りました 
ラッシュのソロは苛立った蜂の羽音のよう




ハウリン・ウルフ 「Down In The Bottom」

シカゴの廣澤虎造 キャプテン・ビーフハートの義理の父
ハウリン・ウルフのシングル盤は「3分間の黒人暴動」と呼ばれたという

ところでこの映像、You Tubeにアップしてるのは老舗ギター・メーカーのギブソンらしい
やるなぁギブソン フェイヴァリット欄はさながらアマチュア・ギター・フェスティバル



ブッカ・ホワイト 「Poor Boy Long Way from Home」

ブルースの発祥はミシシッピー川流域、デルタ地区といわれています
20世紀はじめの黒人奴隷とその子供たちが余暇のあいまにギターや何かでもって
日々のうざさ フラれた辛さ 女とやれない悔しさを ブルー・ノートにたくして吐き出していた

デルタ出身 ブッカ・ホワイトのこの曲はメロディというより節回し ギターを横倒し 
よく見るスライド・バーより一回り細いバーを使っている スティール・バーというんでしょうか



ビッグ・ジョー・ウィリアムス 「Highway 49」

通常ギターの弦は6本 この人9本あるのわかりますか オレはじめてみました
左手小指にはめているのがスライド・バー ギターのチューニングを工夫して 
フレットに当てて左右に滑らせると小さな嵐を起こす銀の筒



ミシシッピ・フレッド・マクダウェル 「Goin Down to the River」

地獄の底から響くエコー 
ブルース・シンガーは浪曲師同様「凄み」や「悪さ」が要求される
たとえば上のブッカ・ホワイトは人を殺して刑務所に居た 今のラッパーとそう変らない

フレッド・マクダウェルのレコード・デヴューは55歳
トシをとればとるほど「味が出る」ってところも似てますね 浪曲と



ライトニン・ホプキンス 「Mojo Hand」 1962年

わたくしこういうカントリー・ブルースを イイな、と思ったはじめはこの曲でした 「Mojo Hand」何より明るいノリやすい たったひとりで出しているとは思えないほど力強いブギ 
ジャケもマヌケでビールにぴったり

「俺はルイジアナで モジョ・ハンドを手に入れる」 その「モジョ・ハンド」って何かと思ったら



T・ボーン・ウォーカー 「Don't Throw Your Love On Me So Strong」

アメリカ南部発ブルース・ミュージックの語法は飛び火してその発展系
ロックやジャズの骨格となった アンプを通して大人数で演奏
また白人のダンス音楽として翻訳されるうちに洗練され お洒落になっていく

T・ボーン・ウォーカーはスーツでビシッと決めてますね
「モダン・ブルース・ギターの父」奏でるはアーバン・ブルース 都会のブルースの第一人者 



フレディ・キング 「Blues Band Shuffle」

繊細な音を出す人で ロック・ファンにも受けがいい
スティービィー・レイ・ボーン エリック・クラプトン グレイトフル・デッドにも似てると思う
カントリー・ブルースとは右手のピッキングから違うでしょ 
フレディ・キングは先のライトニン・ホプキンスと同じテキサス出身 このブギ テキサス名産か



ハウンド・ドッグ・テイラー 
「Taylor's Rock」

左手の指が一本多い ギターとギターとドラム編成
ハウンド・ドッグ・テイラー&ハウス・ロッカーズ
ジョン・スペンサー&ブルース・エクスプロージョンに大きな影響を与えたバンド 
つんのめるほど熱い心意気 インタヴュー発見したので貼っとこう

◆音楽をやるためにシカゴに来たのですか?
HDT いいや。ミシシッピで俺に無実の罪を着せようとする奴がいたんで、シカゴに来たんだ。身に覚えのないことを言いふらしやがって。俺はまさに罪を着せられるところだった。実際、その翌日、大目玉を食らったのさ。その晩、俺は森の中に隠れる羽目になったがね。だが、怖くはなかったぜ。俺はものを怖がったことはないんだ。とにかく、それでシカゴに来ることに決めたんだ。俺の姉がシカゴにいたんでね。俺は家から金をとって来るとシカゴに向かった。それで今日に至っているわけだ。

◆最後に何かおっしゃりたいことがあればどうぞ。
HDT オーケー。ブルースをやりたいなら、どんどんやればいい。ぐずぐずしちゃいけない。もし本当に助けが必要なら、本当に助けが欲しいと思えばそれを得られるはずさ。たとえ両手に1本ずつの指しかなくてもかまわない、なんとかなるものさ。生まれたからには頭を使え。それだけだ。そう、そして楽しむことだな。
http://homepage3.nifty.com/fuzz/interview.html

最後は呑気な2人組み 紹介役 パーマの人はアレクシス・コーナー 



Houston Stackhouse & Joe Willie Wilkins 「Cool Drink Water」?

往年の志ん生落語のよう 「猫の災難」とか
オレ、はじめてロバート・ジョンソンのLP買ったときに すっごいヤバイの期待したんですよ 
これが伝説のブルースマン「悪魔の音楽」を奏でた男の録音か、と  

で 
息を詰めて かけてみると
ご存知あのかん高い声がはじまって 間抜けは言いすぎ拍子抜け
悪魔は高い声なのか


posted by ヒサミチ at 06:29 | Comment(6) | TrackBack(1) | 映像 このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
とてもセンスの良いブログですね。
キャプテン・ビーフハートの記事という心の琴線にこれでもかというぐらい触れています。

感動しました。

ブッカ・ホワイトの映像にも感動しました。
カントリーブルーズはいいですよねぇ。

トニー・マクレナンの暴力的な歌い方が大好きです。
Posted by 八王子 at 2006年11月19日 23:30
カントリー・ブルースは映像を見てはじめて理解できるようになりました 
野外や自宅の収録が多い 生活に密着した芸能であることハッキリわかります

その点サイケやプログレ、ビーフハートといった類は 映像無くてもイイかなぁ、と
思っています 個人的なアレですけども 謎が楽しいんですよね ああいう音楽は
Posted by ヒサミチ at 2006年11月20日 00:25
http://z.la/7heyd
ブルースはやわかり 「THE BLUES LAND A PORTRAIT OF AMERICAN MUSIC」
素晴らしいドキュメント どうぞお早めに
Posted by ヒサミチ at 2006年11月20日 17:01
おぉ!!
これは、素晴らしい。

どうもありがとうございます。
ビーフハートはライブも楽しめますし映像みると
いかにもオタクって感じのファン層で楽しめますw
ザッパもライブで金使ってますからねぇ・・・・
Posted by 八王子 at 2006年11月22日 00:43
先日はTBありがとうございました。
私もお返しさせてもらいました。反映されていないかもしれません(汗)が、よろしくお願いします。
いろいろな映像、楽しませていただきました。
Posted by 波野井露楠 at 2006年11月23日 08:21
ブルースは熱いファンが多いジャンル 勉強させてもらったブログ全てにトラックバックを送りました

ところで話ずれますが このあいだ
自分の女友達がスカイプでイギリスから話しかけられて
http://hisamichi.seesaa.net/article/23179243.html
何の気なしに相手していると
「俺、ロック・バンドやってるんだよ」
へぇーどんなの ホーム・ページとかある?

「これhttp://www.hanoirocks.com/
俺ヴォーカル」と
マイケル・モンローを名乗ったらしい

もちろん騙りと思われますが 愛ゆえか憎めない、何となくイイ話だなと思いました
Posted by ヒサミチ at 2006年11月23日 10:17
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Tracked: 2006-11-23 08:19
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