2006年12月29日

その顔にピンと来た 

3166342_3.jpg

友だちからきいたはなし

都心で小さな仕事がふたつはいってた
つなぎに3時間くらいぽっかり空いた 
待機状態 自由時間 午後ちょっと過ぎ 暑くも無く寒くも無く

まぁ何だ
家に帰ってまた此処来るのもアレだし、
ここはひとつ読書でもして英気を養おうではないか

おそらく伝統深かろう ばかでかい図書館で
雑誌や何かを呑気にめくっていた
まわりは高齢者、受験生が ぱら、ぱらと
手を叩いたらまわりの全員が振り向きそうな イエ叩いたりしませんが

「・・・すみません ちょっとよろしいですかね?」
太い声 顔を上げると目付きの鋭い四十男 黒いスウェットの上下
勤め人、には見えないタイプ

「ここじゃちょっと、まずいんで裏まで一緒にきてもらえませんか?」

カツアゲ?されるようなトシでもなければバショでもないが
押し殺した声に有無をいわさぬ調子

不審に思いつつ従うと 
図書館裏手の狭苦しい植木と駐車場の隙間にきて立ち止まった
死角 まわりに人の気配は無い

・・・何なんですかね? いったい

「いや失礼 ゴメンなさいね こういうもんです」

黒い表紙に星印 はじめて見ました警察手帳
おもむろにしゃがみこんで
「実は、いま連続放火犯をさがしてるんですわ
その聞き込み、というわけで一応」
座ってすわって、というしぐさ

鞄から取り出した分厚い封筒 
なかには何百枚、という大判の写真が入っている

火事の現場写真だった

放火犯はかならず火事現場にもどる
そもそもの目的が火事見物なわけですから

不審火の際、かけつけた警察は
付近の野次馬を全員 写真におさめておくんだそうです

こっちの顔を、じいッとみながら 指は写真をさして
「・・・ココとここにうつってる人、君の顔に似てるよね?」

sitagikamen.jpg

・・・「それが、ぜんぜん、似てねぇんだよオレに」
ははぁ 見当ちがい

「当たり前だろ 失礼しちゃうぜ全く」

(写真はイメージです)


似てねぇよ全然
posted by ヒサミチ at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 所存 このエントリーを含むはてなブックマーク
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